綱渡りの名人と遭遇
昨日、帰宅途中の夜7時頃、
なんだか頭上に動きを感じた。
見ると、電線の上を何かが動いていた。
えっ?
猫??
いや、電線の上を歩いているの見たことない。
じゃあ、猿???
どこからか逃げ出してきたのかな??
しっぽの長い頭上の動物は、慣れた様子で
スイスイと電線の上を進んでいった。
「どこまで行くんだろう?」と
とりあえず追いかけることにした。
途中、十字路が少し明るかったので
やっと顔が見えた。
「ハクビシンだ!」
ハクビシンは一度落ちそうなくらい
バランスを崩したが
体をうまく使って落ちずに済んだ。
T字路では横の道に進みそうになったが
「違う、こっちだ」というように
まっすぐ進んでいった。
たまに急にUターンして
こちらをビビらせてくれた。
その後、分かれ道で迷いもなく
緑がいっぱいの森のような公園に向かう電線を進んだ。
公園の前では、
電線まで長く伸びた枝に
どこから乗り移ろうかと右往左往。
5分くらいは見守っていたが
ハクビシンの方もこちらを警戒しているのか
なかなか森の公園に入らないので
最後まで見ずに帰ってきてしまった。
やっぱり気になってすぐに戻ってみたら
もうハクビシンの姿はなかった。。。
その後、おそらく
邪魔者がいなくなったから
安心して帰って行ったんだろうな。
住宅地でもハクビシンが
増えているようですね。
病気持ってるのかなとか、
屋根裏に住み着かれたら大変とか
心配な点も。。。
距離にして約300メートル。
細い電線をあんなに上手に移動することにも、
驚きの連続。
謎の動物の追跡劇、
日常にはあまりなかった経験で、
探偵気分をちょっと楽しんだのでした。